授業風景:針を抜く工具を自作!

4/10/2025 大阪府時計高等職業訓練校

 今日は、授業で行った「針を抜く工具づくり」の様子をご紹介します。


時計修理の作業の中でも、文字盤から針を外す作業はとても繊細です。ちょっとした力加減で文字盤に傷がついたり、針を曲げてしまったりすることも…。そこで今回は、生徒たちが自分自身の“針抜き工具”を手作りする授業を行いました。

素材選びから設計、加工、仕上げまで、ひとつひとつの工程を丁寧にこなし、自分の手にしっくりくる工具を作り上げていきます。完成した工具は、見た目こそシンプルですが、使いやすさや安定感は市販のものに負けないほど!

生徒たちからは「自分で作った道具を使うと、作業にも気持ちが入る」「市販のものより使いやすそう!」といった声も。ものづくりの楽しさと、時計修理の奥深さを改めて感じる、充実した一日となりました。

これからも“使う道具を自分で作る”という経験を通して、技術と感性を育んでいってほしいと思います。

↓材料↓


↓完成品↓
アフター