51期生授業風景1

5/08/2024 S.S.K

 51期生徒の授業が始まり約1か月過ぎました

 今年の入学制は9名でスタート、最近は女性も 毎年のように入学してくれております。

もとは大阪周辺の時計屋さん向けの学校でしたが、最近は全国区の一般募集となり、北は北海道、南は沖縄から時計を触ったことがなかった方などでも知識を学びたいと参加され1年授業を受けて最後に優秀者表彰された方もおりました。

今年は関東、東海、山陰、など関西以外から来ていただいた方も多く、 授業が週2~3回で行われるため、通いで来られる方も多いようでした。


この授業では今後使用する作業用工具の作製を行っており、皆さん一生懸命に作っておりました。

 加工の知識をつけてもらうための授業で、ケースから取り出したムーブを置く台、動きを見るときに使う探り棒、パーツを押さえる抑え棒、時計の針を入れる針入れなど、最近は安く手に入るようになりましたが自分で作ると愛着も出ます。卒業生も自作使用者が多いです。

また購入した道具もそのままでなく、わずかに調整などして使用する必要があるものもあり、この授業をとおして学ぶことで加工のコツなど学べました。

 旋盤でプラスチック棒を加工しています。

 

           出来上がった工具の仕上げをしています。

 工具など使用するものが出来て、座学による構造や歴史の知識などが終わると、いよいよ時計の分解組み立てが始まります。来年2月の試験に向けて頑張ってもらいたいです。