【ご案内】よくあるお問い合わせ
よくあるご質問をQ&A形式でまとめてみました。
(令和2年2月現在)。
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Q1. この訓練校の特徴を教えて下さい!
Q2. 他校の違いを教えて下さい!
Q3. 講師はどのような方々ですか?
Answer.当訓練校は、元は大阪府時計組合(個人店や法人)で働いている方々への技術指導の訓練校になります(現在はこれから働くことを考えている方も入学が可能です)。「街の時計屋さん」このイメージに近い学校です。
専門学校や大学のような学校のイメージとは少し違います。個人店や法人に勤めている方が講師となり腕時計、ボンボン時計や電気時計の学科と主流な機械の分解組立の修理実習を通して「時計業界の技術基盤」を1年間で固め、修了(卒業)のときには国家検定である2級時計修理技能士試験に合格することを目標にしています。
修了生の進路や目標は、開業や家業や紹介で、腕時計の修理職、販売員など様々な方向に進んでいます。本年度は講師準講師14名と助手14名が担当しており、人の繋がりと分野毎の専門としている人の多さに自信がある学校です。また修了後も修理技術には経験値も必要ですので講師を頼る方も多くいらっしゃいます。
専門学校や大学のような学校のイメージとは少し違います。個人店や法人に勤めている方が講師となり腕時計、ボンボン時計や電気時計の学科と主流な機械の分解組立の修理実習を通して「時計業界の技術基盤」を1年間で固め、修了(卒業)のときには国家検定である2級時計修理技能士試験に合格することを目標にしています。
修了生の進路や目標は、開業や家業や紹介で、腕時計の修理職、販売員など様々な方向に進んでいます。本年度は講師準講師14名と助手14名が担当しており、人の繋がりと分野毎の専門としている人の多さに自信がある学校です。また修了後も修理技術には経験値も必要ですので講師を頼る方も多くいらっしゃいます。
各訓練日は丸1日(約7時間)を1人の講師と助手数名で担当しており、CMW取得者、指導員免許保有者、元メーカー出身技術者が授業をしています。
当校以外にも、よくご質問いただく他時計学校さんの情報はこちらでのご説明はお許しください。
しかし、腕時計の修理という観点で言えば指導や方法に特殊な方法は無いはずですので、「期間、金額、教科書、設備、カリキュラムと教材(機械)の違い」から、それぞれ見学や問い合わせ等によってやりたいことと照らし合わせてご検討くださいませ。
Q4. 入学に関して年齢制限はありますか?
Answer. 高校卒業後の18歳から可能です。上限に関してですが特別な年齢制限はございません。現在は18〜50代の方々にお勧めしております。
ただし、手が動きにくい、目が見えにくいなどの身体的な要因にご不安な方は必ずご相談ください。
(ここ5年間は18〜65歳という幅広い年齢の方々が修了されていました。)
(令和2年10月更新↓)
※中学卒業15歳~で訓練校に通いたい方の問い合わせが増えております。
現在は2年制のカリキュラムがないため、『中卒者の方は学ぶことは可能ですが、技能士補として卒業はできないこと、当年に国家検定の2級の受験が出来ないこと、この2つをご理解した上でのみ入学することができます(卒業1年後に2級を受験することが可能です』
技術職と呼ばれる当業界では、経験や技能五輪など非常に魅力的な年齢ではあるのですが、中卒者に関しては法令により2年制になるため、上記の制約がつくことになります。
今後、当校の課題として必ず議論して参りますので、真剣に考えておられる方はお問い合わせもお待ちしております。
Q5. 時計の知識が無いのですが入学できますか?
Q6. これから勉強を始めようと思っています。
Answer. 近年は業界外の方の入学が多いです。
現在またはこれから時計修理技術の習得に意欲のある方でお願い致します。職業訓練校ですので仕事に生かすことを前提としての入学お願い致します。
近年の時計業界において個人店が減少し、修理技能士の高齢化していること、経験者以外の参入が難しくなっていること、未経験者の業界に飛び込むキッカケが少なくなっていることを受け、授業内容は用語や工具の使い方など業界の共有知識と修理法を1年で学べるようにカリキュラムは基礎から組み立ております。また1年間の訓練になりますので自習、復習も積極的にお願いしております。
府外の方でも入学しており、特殊な例ですが関東から通われたり、休日や有給を使って来られる会社員の方もいらっしゃいました。ただし、大阪府時計宝飾眼鏡商業共同組合の組合員になることが条件です。
Q7. 訓練は何時から何時までですか?
Q8. 訓練日は週何日ありますか?
Answer. 学校での授業は週3日(火水木土のうち)で、9:30〜17:30(昼休憩13:00〜14:00)です。
入学式に全日程(年間予定)を配らせて頂いております。
トータルで100日程の授業日がございます。
Q9. 学校見学できますか?
Q10. 体験できますか?
Answer. 見学可能な日は訓練校ブログ(https://watchschool.blogspot.com)のカレンダーを参照ください。ご希望の方は出来る限り1月末(通常授業終了)までにお越し下さい。
また体験授業は準備していませんので、訓練風景、教材、機器(設備)をご案内させて頂きます。
Q11. 見学は何時に行けばいいですか?
Answer. 10:00〜16:00でお願いいたします。20〜40分ほど見学される方が多いです。
Q12. 入学を考えています。
Q13. 募集要項を送ってくれませんか?
Answer. 正式な募集要項は10月から配布になります。電話、メール、問い合わせフォームから住所、
氏名とその旨をお伝え下さい。また学校見学も必ずご検討ください。
Q14. 入学試験はありますか?
Q15. 先着順とはどういうことですか?
Q16. どうしても入りたいのですが予約できますか?
Answer. 試験はありません。したがって入学申込書類の提出順に訓練生を決定させて頂きます。定員(約15名)に達し次第締め切りとなります。10月になる前に「入学を強く希望する方」は予約という形も取らせて頂いてますので、「お電話、来校」にてご相談下さいませ。
また、授業を乱したり他の訓練生に迷惑をかける恐れのある方はお断りする場合があります。
Q17. 入学決定通知はいつごろ届きますか?
Answer.入学式の案内、振り込み案内とカリキュラム(4月のみ)とともに2月中旬に郵送致します。
Q18. どのような授業がありますか?
Q19. 「〇〇」の授業はありますか?
Answer. 基礎的なクォーツ、メカ、クロック時計の修理実技、構造や理論や歴史の学科、電気電子工作、工具の成形と作製、旋盤作業が主な授業になります。毎年、講師や授業内容の変更はありますので、次年度の内容は断言できない部分がありますがおおよそ下記の通りです。また実技では1つの時計に2、3日以上を繰り返し練習いたします。
① 分解組立メカ 7001、7S26他2種
② 分解組立クオーツ 7N43他3〜5種
③ 分解組立クロック アイチ時計
④ 学科メカ 構造、原理、調整修理法、旋盤作業
⑤ 学科クオーツ 構造、原理
⑥ 学科電気 電子回路、電磁気学、はんだ作業
⑦ 学科知識 電池交換、バンド、貴金属・宝石、ろう付け
⑧ 工具製作 ヤスリ作業、旋盤作業、針入れ、針抜き他
⑨ 卒業製作 スケルトン時計
※時計作り、パーツ作りの授業はほとんどございません。
※現在はクロノグラフの授業は取り入れておりません。上記以外のことに卒業生などに向けた研究会(月1回)などで指導しております。
Q20. 1年間で得ることができる資格はなんですか?
Answer. 技能照査に合格することで2級時計修理技能士試験の学科が免除になり「技能士補」の称号を獲得できます。またほとんどの修了生は、2月に受ける国家検定を合格して翌年に「2級時計修理技能士」の資格を獲得しています。
Q21. 就職先の斡旋をしてくれますか?
Answer. 求人等は学校にも来ることはありますので、講師等へ相談することは出来ます。ただ学校の推薦というものはありません。個人でアプローチして頂くことになります。
Q22. 募集要項にある雇用保険の加入は必須ですか?
Answer. 家業を営む方や週20時間以内の短時間勤務の方などは雇用保険の加入をしていないかと思いますので必要ありません。会社勤めの方や前職で雇用保険に入られていた方にはコピーを提出して頂いております。
Q23. 時計修理業界の未来は明るいと思いますか?
Answer. 5つの視点を考えてみます。
1つ目に、時計修理に関しましてメーカーからパーツが手に入りにくいと聞きます。
本当の技術を持って、本当の知識を持って、信頼等が十分であれば「生産しているパーツ」は入手できます。また無いパーツは製作することで修理も可能です。何十年かかるかもしれませんが目指す方が少ないこと、製作を希望するお客様が多いため未来は明るいと感じます。
2つ目に、時計が精密機器から電化製品になってきました。スマートウォッチが誕生し歯車を使わない時計も増えており、チクタクというようなイメージの「時計」が廃れ修理することが無くなるのではないかという不安を聞きます。
昭和から腕時計の種類を数えても、機械式⇨電気式⇨電子式⇨デジタル式⇨OS式と誕生していますが、現在(電気以外は)それぞれ進化され、それぞれ無くなってもいません(共存しています)。物が安い時代ですが「買うこと」と「壊れたら諦めること」の中間にある「直すこと」がこの数年で不要になることは無いと断言できます。
近年の機械式ブームも相まって、昔の技術が必要になっており、できる人が重宝・重珍される時代でもあります。
3つ目に、消費者と技術者の求める金額の相違があります。
これは、技術の難易度、技術の自信、選択肢の豊富さ、金額と価値の説明不足などの要因があります。
見積もりを聞いて「お願いしようかな」「辞めようかな」と思うことは普通のことです。選択肢が多いからこそ競争もあります。それは、「時計への評価」「技術者への評価」の違いが大きいと思います。
他ではできないことができるだけでも未来を担えると思います。
4つ目に、生活できるか気になります。
ここばかりは入る会社や経営方針によります。会社に関しては、パーツの交換が容易ではない時計等は熟練技能者が担当し、経験と技術で給料に反映されていることを聞いています。また経験5年以下の者が下積みのために希望の場所に配属されないこともあります。時計修理とは一般には「預かりからお渡しまで」ですので仕事として細分化すると異なる(共通しない)専門知識も必要になります。個々の課題は人から提案されること、他人からの評価されることもあります。全て完璧にはマスターできませんが訓練生に授業を通して勉強の仕方を提案しています。
5つ目に、販売員の知識として修理を勉強したいという人が増えています。
現実、商品を知らなくても売ることはできます(売っている方も多くみられます)。逆に、語り過ぎて売れないということもあります。ですがそれは接客の巧拙というような気がします。
販売を行うところは修理屋さんでなくとも、自身が販売した時計の修理を受け付けることは必然的に訪れます。その際に、手際よく見積もりを取ること、使い方のレクチャーをすること、また修理が上がってきたもののお渡しの説明などに理解がある必要があります。
余談ですが近年、修理をメインにしていた会社が販売業に力をいれています。修理の知識がない方からの修理依頼でのトラブルが年々増えてきていることも現実にあります。