【46期生】巻真製作
当校も、時計旋盤作業が1人1台で作業できるように準備が整いつつあります。今日の授業は、りゅうずの軸部分である巻真を作ります。
りゅうずといえば?
・時刻合わせ
・カレンダーの修正
・ぜんまいを巻く
など、皆さん暇な時にクルクルと何気なくいじってしまうアレのことです。
ですが、巻真といえば?
……りゅうずを回した時(引っ張った時の切り替え)の動作をを伝える軸のことですが、
落とした衝撃や錆びて折れてしまったなど経験ある方も多いパーツのひとつです。
画像の軸部分が巻真と呼びます。
細いところ、四角いところ、凹んでいるところ、ねじ山があるところ
それぞれ他のパーツと連携する一軸となっているのです。
今日はこの写真通りの巻真をマイクロメーターで厚さを測りながら時計旋盤で製作していきます。
(ここで使われる切削バイトも超硬合金を使って前授業でしっかり製作しています)
では訓練生の作業風景をダイジェストでお送り致します!
そして、次が完成した最後の画像です。
四角い部分(角削り)の正確さと、ねじ切り部分の均一さが訓練生の悩めるポイントだったようです。
初めての授業でこの集中した作業6時間。巻真として使えるまで追求することができ、苦労ではない楽しさもあったようです。
学科も楽しいって言ってもらえるように…負けないよ!