【45期生】教えることは学ぶこと
今年も11月25日に大阪府職業能力開発協会主催の「おおさかものづくりコレクション2018」に当訓練校も参加しました。
梅田の「ハービスHALL」で行われ、時計以外にも美容・洋裁・洋菓子・ジュエリー等の様々な訓練校や専門学校の生徒さんも参加され、製作した作品の展示・販売や、中にはものづくりの体験教室(対象者は小中学生以下)を開き子どもさんにも作る喜びを体験してもらうと言うイベントです。
我が訓練校も白無地の文字盤に好きなものを描いてもらい置時計を作ると言う体験教室を行いました。
いつもは講師の先生に教わる側ですが、今日は子どもさんの前で生徒が主体となり作り方を教える側になります。
緊張感もある中で汗(冷や汗だったか)を流しながら優しく手を取り説明しながら置時計を完成してもらいます。
時計の読み方がまだ分からない子や実際に当日サンプルで置いていた十二支のインデックスに疑問を持った子どもさん等にどう説明したら理解してもらえるか?これって結構難しいんです!でも生徒は今までに学んだ事を総動員し、また自身の人生経験も加味しながら説明していました。
それにしても子どもさんの規定概念に捕らわれない発想にはいつも感心させられます。
1から12のインデックスをつけた外周に更に線路の輪っかを描き最後に秒針の先端に電車をつけているんです。針が動くとあたかも線路の上を電車が走っている様に見えるんですね!その他にも本当に唸らされる事が多々あるんです。実はこれがこのイベントに参加する裏肝なのかなと・・・。
1から12のインデックスをつけた外周に更に線路の輪っかを描き最後に秒針の先端に電車をつけているんです。針が動くとあたかも線路の上を電車が走っている様に見えるんですね!その他にも本当に唸らされる事が多々あるんです。実はこれがこのイベントに参加する裏肝なのかなと・・・。
まだまだ時計には無限の可能性がある事を生徒も実感したと思います。
当校ブースは体験教室以外にも時計部品を使ってレジンで固めたアクセサリーの展示販売もあります。
ネクタイピンやストラップなど様々で50種類は用意していました。
その中に滅多に見ることがない、面白い作品がありましたのでご紹介します。
生徒が細心の注意を払いながら真空カプセルに封入されたクオーツ時計の心臓部の水晶振動子を取りだし、指輪の石座に組み固めた作品がありました。
ボンボン時計では振り子、機械式ではてんぷと呼ばれる時計の精度となる調速機の部分です。
この水晶=クォーツは、電圧をかけると歪みが生まれ1秒間に32768回もの振動を生み出すのです!
腕時計を普段何気に腕に付けていますが・・・気にしたこともないようなパーツです。
音叉の形をした小さい物なのですが本当に綺麗ですよ!
言い過ぎかも知れませんが機能美の極致という感じです。