【45期生】管外研修の9月

9/30/2018 大阪府時計高等職業訓練校

台風の影響が大きかった夏でしたね。
訓練生の長野県への研修も1泊2日とも雨に好かれました。

さて毎年この時期には、訓練生もシチズンの飯田殿岡工場を訪れています。
シチズン時計マニュファクチャリング㈱

2027年のリニア新幹線の開通は飯田市やシチズンをこれまで以上に盛り上げているようです。


会社名にも付いている、『マニュファクチュール』とは一貫生産のことを指しています。
腕時計には駆動装置(ムーブメント)
文字板、針、ケースやバンド等の時計の顔(外装)
という、歯車からケースまでパーツ一つ一つを自社生産し、組み上げ完成までも自社で行うことです。ミクロなものから重量あるものまで製造できる技術、環境が整っています。

今回は主に生産室に入って間近での見学です。
自動巻きやクオーツ関わらずオートメーション組み立て、手組の組み立て、人と機械の組み立てなど、毎秒毎秒スムーズに組上がる光景にしばしば感動します。
皆様の手に渡る時計には塵、埃が見えないことでしょう。ケーシング作業での人の目の鋭い確認、埃が舞わない設備に私達修理を目指す人にも当然そうあるべき姿を認識させられました。
さらに、時計を作る、機能を搭載するなどの設計段階の考えもお伺いさせてもらいました。
人に喜んで貰えるものを作る修理する喜びがそこにはありました。
実は、バスで向かう車中にシチズンの歴史の勉強会も開いていた為、皆生徒は楽しめたのではないでしょうか。
改めて、ご訪問させて頂きましてありがとうございました。
管外研修はそして、夜の感想会や翌日の時計博物館の見学に繋がるのでした。